社員のモチベーションが低い理由とアップさせるマネジメントの極意
まずはじめに、モチベーションとは「動機」を意味する言葉です。
同じ意味合いとしては「意欲」や「やる気」があげられます。
働く従業員の誰しもがモチベーションを持っています。
しかし、すべての人のモチベーションが高いわけではありません。
従業員のモチベーション向上の取り組みはどの会社でも積極的取り組まれていると思います。
従業員のモチベーションが低いままだと様々な問題が引き起こされます。そうならないためにも、またそのような状態を改善するためにも社員のモチベーションが低い理由とモチベーションがアップする取り組みを紹介します。
1.仕事はお金を稼ぐ手段だと思ってる
仕事をしてお金を稼ぐのは当たり前のことですし、働く上での大前提とも言えます。
しかし、お金を稼ぐために仕事をしているといった意識が強いと仕事のやりがいを感じなくなってしまいます。
さらには多少の仕事の優劣では昇給や報酬に変化がないため、
仕事に対する意欲も低くなり自己の成長も止まってしまいます。
そうするとモチベーションは低いままとなります。
2.目標が定まっていない
そもそも今の仕事をなぜやっているのか?わからないままだとモチベーションは上がりません。
何事にも当てはまりますが明確な目標やゴールがわかっていないと人は頑張れません。
目標があるからこそ、そこに向かって何をすべきか、改善点は何なのかを考えるようになり努力するのです。
なので目標がわからないままだとモチベーションも上がりません。
3.頑張っても無駄だと思っている
仕事を頑張っても評価されなかったり、
成果に繋がらないとわかりきっているといくら頑張っても無駄だと思ってしまいモチベーションが低くくなってしまいます。
モチベーションは本人の意識的な部分もありますが、働く環境や周りの人の影響でも大きく変わってくるのです。
4.コミュニケーションが上手く取れてない
一緒に働くリーダーやメンバーとの人間関係がモチベーションが低くなる理由の中で1番高いとされています。
自分の意見を聞いてくれない、失敗すると注意されてしまうような環境だとモチベーションは上がりません。
コミュニケーションを円滑に取れているかも考えていく必要があります。
社員のモチベーションをアップさせるマネジメント方法
1.仕事の「目標と理由」を説明する
何のために今の仕事をしているのかを明確にしましょう。
仕事を「仕事だから」と取り組んでいるとモチベーションは上がらないものです。
仕事の目標を設定するうえで大切なのは、メンバーの力量にあった目標を設定することです。
現実的でない目標や簡単すぎる目標はモチベーションの低下にも繋がります。
また、目標を設定する上で何故その目標を達成しなければいけないのか理由を説明することも大事です。
会社の方針を実行する上で必要な目標、
その目標に向かって仕事に取り組むことで自身の成長にも繋がることを伝えましょう。
2.仕事のプロセスと結果の両方を評価する
メンバーを評価するときに結果だけを見てませんか?評価をする判断材料として結果の良し悪しを見るのはとてもわかりやすいです。
しかし結果だけで評価をしてしまうと「頑張っても結果がでなければ評価されない」
とモチベーションが下がってしまいます。
さらには繁忙期などの環境要因で結果が左右されることもあるので
結果で判断するとメンバーの本当の素質を見逃してしまいます。
結果に対するプロセスを評価することでメンバーの承認欲求も満たされモチベーションも上がります。
プロセスを見ることでメンバーの得意不得意も見えてきてメンバーにあった目標設定にも必要になってきます。
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MORE3.メンバー1人ひとりが挑戦できる環境を作る
毎日同じ仕事をしているとモチベーションは下がってしまいます。
そうならないためにも目標に沿った新しい課題や業務を与えましょう。
目標を設定した際にメンバーからの意見やアイデアは積極的に受け入れましょう。
新しい課題に対して自主的になっているメンバーの意見を否定してしまうと
モチベーションが下がってしまい信頼も失ってしまいます。
メンバーが新しいことに挑戦できる環境を作るためにも
意見やアイデアがでるように心理的安全性を高めていきましょう。
4.コミュニケーションをとる
ここまでモチベーションを上げる方法を説明してきましたが、
どれを実践するにもメンバーとのコミュニケーションをとることが重要です。
周りとの人間関係が原因でモチベーションが下がってしまうと離職の可能性も高まります。
そうならないためにもメンバーとは積極的にコミュニケーションをとりましょう。
デジタルツールも使い方次第でモチベーションアップにつながります
メンバーのモチベーションアップのためのデジタルツールをご存じですか?
日報革命では日々の業務内容の確認やメンバー同士のコミュニケーションがとりやすいツールとなっています。
スマホからの簡単操作でSNS感覚でご利用できます。
日報を確認することでメンバーのモチベーションを視覚化することができ、
コメントやスタンプ機能で気軽にコミュニケーションがとれます。
まとめ
モチベーションが下がったままになってしまうとチーム全体の生産性の低下やメンバーの離職にも繋がります。
モチベーションの低下は個人の原因だけでなく、周りの環境や人間関係にも大きく左右されます。
メンバーのモチベーションを上げるためにもメンバーにあった目標設定やコミュニケーションを積極的とっていきましょう。
モチベーションを上げることで個人の成長やスキルアップにも繋がりチームの生産性も上がります。なにより楽しく仕事に取り組めるようになるでしょう。