風通しの良い職場作りとは?職場の人間関係を改善する5つのコツ
職場で起こりやすい問題のひとつは、人間関係です。
人間関係が上手くいっていない職場では、モチベーションが下がったり、ストレスを抱えたりするだけでなく、退職をするきっかけにもなってしまいます。
では、どのように人間関係を改善し、風通しの良い職場を作ればよいのでしょうか。
この記事では、風通しの良い職場を作るための人間関係を改善する5つのコツを解説します。
メンバー同士の関係に問題を感じている企業やチームでぜひ実践してみましょう。
- 1 職場に人間関係の悩みはつきもの
- 2 職場の人間関係を悪化させてしまう原因
- 3 人間関係が悪いとどうなる
- 4 職場の人間関係を改善する5つのコツ
- 4-1 挨拶をしっかり行う
- 4-2 コミュニケーションの機会を増やす
- 4-3 ポジティブな発言を心がける
- 4-4 上司が従業員の悩みに気づいてあげる
- 4-5 心理的安全性のある環境を作る
- 5 職場の人間関係の悩みを解消するために「真剣に会社を変えたい方へ」
- 6 まとめ
職場に人間関係の悩みはつきもの
職場には、さまざまな人が存在し、必ずしも自分の性格や価値観などと相性の良い人だけとは限りません。
良い関係を築こうと努力していても、攻撃的な人からのストレスを抱えたり、実は自分に落ち度があったりする場合もあります。
そのため、職場で抱える問題のひとつとして、人間関係の悩みは避けられないことが多いです。
厚生労働省の「労働安全衛生調査(実態調査) 職場におけるメンタルヘルス対策の状況」では、仕事や職業生活における不安や悩みなどの内容を調査しています。
平成28年度の「「仕事や職業生活に関する強い不安、悩み、ストレスを感じる」とした労
働者」が回答した不安や悩み、ストレスの内容、は以下の通りです。
・仕事の質・量:53.8%
・仕事の失敗、責任の発生等:38.5%
・対人関係:30.5%
・役割・地位の変化等:26.8%
・会社の将来性:22.2%
・雇用の安定性:14.0%
・事故や災害の体験:2.0%
・その他:11.6%
対人関係が第3位に位置しており、
悩みを抱えている約3割が人間関係から不安やストレスを感じているとわかっています。
職場の人間関係を悪化させてしまう原因
職場の人間関係が悪化させてしまうことには、以下のような原因があるでしょう。
・コミュニケーションが不足している
・無愛想な態度を取ることが多い
・理不尽な指摘や攻撃を受ける
コミュニケーションが不足すると、人間関係を築くのが難しくなります。
会話をする、相手の話に反応するといったことができていなかった場合、
「自分に興味がない」「自分は認められていない」など、ネガティブな感情を持ちやすいでしょう。
その結果、最低限のやり取りしかなくなり、次第に話しかけることも減り、さらにつながりが薄くなる可能性が高いです。
仕事でのアドバイスや挨拶などに、無愛想な態度を取ってしまうことも人間関係の悪化につながります。
相手は好意的に接しているのに、ないがしろにされてしまうと、印象が悪くなるでしょう。
本人の態度に問題がある場合も多いですが、過度な忙しさなど職場環境にも問題があるかもしれません。
人間同士が関わる以上、納得できない言動や行動はあるものです。
会話を通して互いに納得できれば良いものの、中には攻撃的な行動を取ってしまう人もいます。
理由もわからず、威圧的な態度を取られたり、仕事を押し付けられたりすることもあるのです。
そのような行動は当人同士はもちろん、職場全体の雰囲気にも悪い影響を与えます。
人間関係が悪いとどうなる
職場の人間関係が悪いと、生産性の低下や離職率の増加などの影響が出るおそれがあります。
不満を抱えたコミュニケーションをとったり、コミュニケーション不足でミスが起きたりする中で、ストレスや悩みを抱える場合が多いです。
その結果、モチベーションが下がったり、防ぐことができたミスが起きたりして、やる気ややりがいなどが失われ、生産性が落ちてしまいます。
また、過度なストレスは退職を考えるきっかけになり、心理面の不調や病気などで退職や長期休暇をしなくてはならないケースも出てくるでしょう。
残された社員の負担が増えるだけでなく、新しい人材を採用するためのコストや時間が企業にのしかかります。
人間関係の悪化は、悪循環の始まりになる場合が多いです。
逆に、人間関係が改善されれば、生産性が上がり、定着率が高まり、
優秀な人材が集まるという好循環を作ることができるので、風通しの良い職場づくりが重要になります。
職場の人間関係を改善する5つのコツ
職場の人間関係を改善するコツは、以下の5つです。
・挨拶をしっかり行う
・コミュニケーションの機会を増やす
・ポジティブな発言を心がける
・上司が従業員の悩みに気づいてあげる
・心理的安全性のある環境を作る
どれもちょっと意識を変えるだけで実践することができます。できるところから始め、着実により良い職場づくりに取り組んでいきましょう。
挨拶をしっかり行う
コミュニケーションの始まりは、挨拶からという考え方があります。気持ちの良い挨拶をしっかり行えば、その後の会話もスムーズにできるでしょう。
例えば、朝の挨拶を元気よくすれば、職場が明るい雰囲気になり、話しかけやすい環境になるかもしれません。
朝の挨拶のほかに、「休憩入ります」「お疲れ様です」「お先に失礼します」など、その時々の挨拶も大切です。
一つひとつの挨拶を大切にして、気持ちの良いコミュニケーションを始めましょう。
コミュニケーションの機会を増やす
コミュニケーションの機会を増やすと、人と関わる場面が増え、人間関係を築くきっかけになります。業務上のやり取りのほかに、小さな相手の変化に触れたり、雑談をしたりするのがおすすめです。
「自分のことを気にかけてくれている」「仕事以外の話も気軽にできる」と感じ、ちょっとした声かけがさらにコミュニケーションの機会を増やしてくれるでしょう。
日常的に会話する機会が少ない場合は、雑談をする機会をつくるのも良い取り組みです。
ランチ会やコーヒーブレイクなどを実施すると、飲食しながら気軽にコミュニケーションを取れます。会話のテーマやメンバーを変えながら開催すれば、より有意義な機会になるでしょう。
ポジティブな発言を心がける
ネガティブな発言は心まで後ろ向きにしがちなので、ポジティブな発言を心がけましょう。
例えば、仲間がフォローしてくれたときに「すみません」ではなく、「ありがとう」に変えるだけでも、「手伝ってよかった」「感謝されて嬉しい」という気持ちになれるはずです。
「仕事が早くてもいつも助かっている」「とても気が利くところが素敵」など、少々気恥ずかしい褒め言葉もしっかり口に出すことで、認められていることや見てくれていることがわかり、コミュニケーションが円滑になるでしょう。
上司が従業員の悩みに気づいてあげる
従業員が人間関係の悩みを抱えているとき、自分で抱え込んでしまい、周りに相談できていないケースもあるでしょう。
そのようなときは、上司が従業員の悩みに気づいてあげることが大切です。日頃から部下の表情や働きぶりなどを見ていると、表情の違いや声のトーンなどに変化が見られるでしょう。
いち早く変化に気づき、相談を受けることができれば、人間関係が悪化する前に対応できるはずです。
従業員の中には、悩みを外に出さないように振る舞っていることもあります。
見ているだけでは悩みに気づけないので、定期的に面談を行うのもおすすめです。
チームのミーティングやデスクでは話しにくいことでも、1対1の面談であれば気兼ねなく話せるでしょう。
心理的安全性のある環境を作る
心理的安全性とは、自分の考えや気持ちを安心して発言できる状態のことを言います。
Googleが「生産性が高いチームは心理的安全性が高い」と発表するなど、今注目されている考え方です。
心理的安全性が高い環境では、無知・無能だと思われる不安や邪魔をしていると思われる不安、ネガティブだと思われる不安が少なく、気軽に発言できます。そのため、発言を控えることが少なくなり、コミュニケーションが活性化するのです。
コミュニケーションの増加によって人間関係を改善できるだけでなく、個人が持つアイディアや情報の共有もしやすくなり、生産性の向上にもつながります。
心理的安全性のある環境を作るためには、気軽に発言できるディスカッションや食事会などで雰囲気を体験しましょう。誰でも気軽に話してよいこと、ポジティブな捉え方をすることなどいくつかのルールを決めて、みんなが平等に話せる場を作れば、心理的安全性が徐々に高まっていきます。
職場の人間関係の悩みを解消するために「真剣に会社を変えたい方へ」
職場の人間関係の悩みを本気で解消したいと考えている方におすすめしたいのが、
デジタル日報ツールの「日報革命」です。
「日報革命」は、PCやスマホからいつでも日報を投稿できるシステムで、テキストだけではなく、画像・動画・PDFなどの資料も添付できます。
投稿された日報に対して、コメントや「いいね」ができ、ダイレクトメッセージも送信できるので、オンラインコミュケーションを活発にしてくれるのが特徴です。
また、SNSのように、フォロー機能やマイページがあったり、投稿・コメント数に応じたランキング機能が搭載されていたりするなど、
日報のイメージを変える機能が多くあります。
直接的なコミュニケーションを改善することと合わせて、
「日報革命」でオンラインコミュニケーションも活発にし、職場の人間関係を改善してみませんか?
まとめ
職場の人間関係が悪化してしまうと、生産性の低下や離職率の増加といった問題が起きてしまいます。
コミュニケーション不足やつい取ってしまった無愛想な態度などが原因になるので、しっかり挨拶をする、コミュニケーションの機会を増やす、ポジティブな発言をするなどの取り組みが大切です。
職場の人間関係に問題を感じている企業は、まず問題点を発見し、効果的な取り組みで人間関係の改善を図りましょう。