ボトムアップ型の組織とは?経営者だけでなく全員で経営を行う方法を徹底解説

ボトムアップ型の組織とは?経営者だけでなく全員で経営を行う方法を徹底解説

ボトムアップとは、現場で働く従業員の意見を取り入れる経営法です。

経営層の視点では見えにくい現場からの提案が得られるため、ボトムアップ型経営を目指す組織も増えています。弊社も従来型経営の限界を感じボトムアップを導入した企業です。

もっとも、ボトムアップは「導入=成功」ではありません。成果を得るには適切な運用管理が大切です。ここではボトムアップ型経営を成功に導く導入方法を解説します。

ボトムアップ組織トップダウン組織の違い

会社は普通、経営層が施策を考え現場に命じるトップダウン型経営により運営されます。

 

ボトムアップ型はこれを逆にした経営法と理解するとわかりよいかと思います。部下から挙がってきた意見を、経営層が取捨選択するというイメージです。

 

両者の最大の違いは組織としてのあり方です。

 

トップダウンでは部下は指示に忠実であることが求められます。経営は独裁的になりがちですが、意思決定が早く責任の所在が明確なため、時宜を狙ったり大胆な施策を実行しやすい組織になります。

 

ボトムアップでは部下は提案しなければなりません。良い提案をするには普段から問題意識を持った思考が必要なため、社長や上司の指示を待たず、自律的な行動を期待できます。

ボトムアップのメリット

現場視点の提案が得られる

ボトムアップ型組織では、経営視点では気付きにくい多様なアイデアを期待できます。

 

最たるものは現場視点に基づいた提案です。弊社では莫大な電気代を当たり前のものと認識していましたが、アルバイトスタッフから「電気代を節約するアイデア」を受けたところ、年間100万円以上もの削減効果を得たというエピソードが残っています。

部下が育つ

ボトムアップ型組織では自律性を持った従業員が評価されます。

 

必然的に年功序列から実力主義にシフトするため、従業員が年齢問わず常に問題意識を持ち行動したり、スキルアップに励むようになります。経営判断として横のつながりを作ってあげると競争意識が芽生えさらに効果的です。

 

弊社では社内SNS「日報革命」を導入しコミュニケーションの活性化を促しています。導入から数年が経過しましたが、現在では店舗間、部署間の垣根を超え多くの提案が生まれています。

愛社精神が育まれる

ボトムアップは部下にとって経営参与を意味します。

 

ボトムアップで決定した提案や方針は、自身が立案あるいは賛同したものです。

トップダウンのように一方的に命じられるものではありませんから、必然的に責任感や思い入れが生まれやすく、愛社精神が醸成されます。

 

早期離職や人材流出リスクにも効果を期待できる施策です。

ボトムアップの注意点やデメリット

ボトムアップは「導入=成功」ではありません。方法が肝心です。

 

特に経営層の意識改革は重要です。方向性の明確化も求められます。

ここからはボトムアップを導入するに当たって注意すべきポイントやデメリットになり得る部分を解説します。

いままでのやり方を変える

ボトムアップ最大の課題は決定権者の意識改革です。

 

決定権を持つひとは「こうあるべき」という強い固定観念を持っています。

行き過ぎると他人の意見を受け入れられず、「自らが求めている答え」以外の提案を却下したり、実行なしないなどの過ちを犯してしまう可能性を有しています。

 

決定権者に受け入れの意識がなければボトムアップは無意味です。故に他者の意見を受け入れる意識改革が必要です。

方向性を明確に

ボトムアップは方向性が重要です。

 

経営者が「どんな会社にしていきたい」などビジョンを明確にしなければ、現状に即したアイデアは得られません。

部下が自分の言いたいことをいうだけの、中身のない提案も生まれがちです。

 

失敗企業を分析すると多くはこの過ちを犯しています。繰り返しになりますが「導入=成功」はありません。導入にあたって方向性を明確にすべきです。

意思決定が遅くなる

ボトムアップは意思決定までに時間を要します。

 

提案者と決定権者が異なるため、これは当然と言えるでしょう。多くの提案がある場合、取捨選択にも相当な時間を要します。

 

画一的にボトムアップを取り入れるより使い分けた方が効果的です。

 

急な社会情勢の変化だったり、フットワークの軽さが重要な案件に対しては、トップダウンで対処するなど柔軟性が求められます。

ボトムアップ組織がもたらす効果

最後にボトムアップ組織がどのような効果を及ぼすかザックリとまとめました。

実力主義になりやすい

ボトムアップ型経営では部下は判断力や思考力を求められます。

 

自律性を持った人と指示待ち型の人との間で実力差が生まれやすく、必然的に年齢よりも実力を重視した組織になりがちです。

経営改革に繋がる可能性もありますが、変化の過程で人材間に軋轢が生まれるリスクも有しています。

社内の繋がりが強くなる

ボトムアップが馴染んでくると社内の繋がりが強くなります。

 

これは良い提案を行うために同じ志を持つ人材が協力し合うようになるからです。

強制的に集められる会議よりも、議論が白熱しやすく、熱を持った提案が生まれやすいです。

特に社内SNSなどで物理的な垣根を取り払うと、業種・店舗の垣根を超えた大きな提案を期待できます。弊社では導入後数年が経ちましたが、現在では年商数千万円規模の大きなプロジェクトが次々提案されています。

 

直近では美容師の使うハサミを扱う、年商3,000万円規模の新規事業が生まれました。

まとめ

ボトムアップは部下や現場からの提案を決定権者が取捨選択する経営法です。

 

トップダウン型よりも意思決定に時間がかかるなどの欠点もありますが、経営層が気付きにくい提案を得たり、自律性を持った部下が育つなどのメリットも有しています。

長期的な運用で社内の繋がりが強くなり、それぞれの視点に基づいた本格的な提案も期待できます。

 

ボトムアップ型の経営を促進するには、時間や場所に捉われず、気軽に、自由に議論できる場が必要です。

 

弊社ではこれを満たすため、自社開発の社内SNS「日報革命」を活用しています。

 

日報革命はTwitterのような気軽さに多彩な表現機能を有しているツールです。

肩肘張らないスタイルで使うため、管理職からアルバイトに至るまで気軽に利用し、会ったことのない従業員同士がチームを組み議論するなど、従来型経営ではあり得なかった社内コミュニティが築かれています。

 

日報革命は現在無料で試用可能です。詳細は下記のURLでいつでも閲覧できます。

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