こんな社内SNSは煩わしい?!失敗事例の紹介
社内SNSは業務効率化や生産性向上、コミュニケーションの活性化など企業にポジティブな効果を与えます。
しかし導入企業の全てがこれらの恩恵を享受できるわけではありません。全ての企業が社内SNSは正しく運用できるとは限らないからです。
ここでは、よくある社内SNSの失敗事例を紹介します。
- 1 社内SNSとは
- 2 何故、社内SNSが失敗するのか
- 2-1 導入目的が不明確
- 2-2 忌避要素がある
- 2-3 メリットがない
- 3 社内SNSの失敗事例
- 3-1 用途や目的が理解されず失敗
- 3-2 特定のグループだけが使っている
- 3-3 上司が怖くて投稿ができない
- 3-4 プライベートな話題ばかり
- 4 まとめ
社内SNSとは
社内SNSとは、企業内のメンバー同士がネットワークで繋がるクローズドサービスです。
「社内メンバーだけが利用できるLINEやTwitter」をイメージすれば、かなり近いかと思います。
業務について相談したり、日報アプリとして活用したり、情報共有やリマインダーとして活用するなど、様々な目的に使用できます。
社内SNSの長所は、時間や場所に捉われず誰でも活用使える点です。
例えば、日報アプリとして運用した場合、営業マンは出張先や営業先からの帰社時間に報告できます。また、コミュニケーションツールとして運用することで、リモートワーク時に低下しがちな社内コミュニケーションの活性化に寄与します。
少ないコストで業務効率化や生産性向上が期待できるため導入企業が急増しているツールです。
何故、社内SNSが失敗するのか
社内SNSは便利ですが適切に運用しなければ成果を発揮しません。
主な失敗要素をピックアップします。
導入目的が不明確
社内SNSは多彩な目的に用いることができるツールです。
しかし、用途が広いぶんだけ従業員は使用方法に戸惑います。
それこそ、使おうと思えば業務と関係のない目的にも使えますし、意図した用途から離れてしまうケースも多々あります。
「好きに使って」と現場に丸投げするツールとしては、あまりにも自由度が高すぎると言えるでしょう。
このため、会社側は常に目的を持ってから導入すべきです。
可能であれば導入前に用途と運用ルールを策定するなど、計画的に運用するのが理想です。
忌避要素がある
社内SNSはお互いの顔が見えないため相手への配慮を損ないやすいツールです。
例えば、他人の粗を探したり、叱責ばかりする上司が横行すると、部下は好んで使いません。
また、特定のメンバーがグループを形成し、自分たちだけの空間を作ってしまうと、他の従業員は会話に入ることができません。
社内SNSはいわばコミュニティです。
導入して終わりでなく、正しく運用されているかを観察し、
時間をかけ育てるイメージを持つと良いでしょう。
メリットがない
人間は本質的に新しい環境や作業を嫌う生き物です。
したがって、新しいツールを導入するなら、抵抗感以上にメリットを感じてもらうことが重要です。特に初動段階は重要なので、従業員が「使って良かった!」という体感できるよう、反応したり、評価するなどの施策を試みると良いでしょう。
また、従業員の世代によっては、SNSに慣れていない可能性も懸念されます。ヘルプデスクを設けるなどして、メリットを体感できるようサポートする施策も好ましいです。
社内SNSの失敗事例
続いて実際によくある社内SNSの失敗例を紹介します。
用途や目的が理解されず失敗
導入企業のA社は、自ら用途を見つけることを期待して「好きに使って欲しい」として従業員に用途を丸投げする判断を下しました。
しかし、A社の期待とは裏腹に、誰も積極的に活用しない日々が続きました。
その有様はひどいもので、導入3カ月が経過したにもかかわらず、投稿件数は僅か数十件。1日1投稿もない日々が当たり前のように続いていました。
A社はこのため「日報提出は社内SNSで行うこと」とルールを策定しました。
すると電子化日報の便利さに気付いたのか、営業マンや女性従業員を中心に急速に投稿頻度が増加。数カ月後には全社員が好んで使用するように。
無事、軌道修正に成功しました。
特定のグループだけが使っている
B社はコミュニケーションの活性化を目的に社内SNSを導入しました。
投稿頻度も高く導入直後は順調に浸透しているように見えましたが、導入から2カ月も経過すると、ある営業課を中心とするグループだけが発言する傾向が目立つように。
発言内容を精査すると、彼らは自身の売上を誇示する一方、他課に対し批判的・嘲笑的な発言を多く行う傾向が見られました。
B社はこれが社内SNSの利用者を抑制していると推定し「他課批判をしない」という運用ルールを策定。現在も芳しくない利用状況が続いていますが、次第に投稿頻度は増えるようになりました。
上司が怖くて投稿ができない
C社は社内SNSを導入してから、日報提出や部署別チャンネル、相談窓口にオフトピックなど様々なアイデアで利活用を進めていました。
ところが、ある日、運営グループに特定の課だけ急速に発言数が冷え込んでいる事実に気付きます。理由を精査すると、なんと問題の課では、上司が公然と部下を激しく叱責していたのです。
社内SNSは特別な制限を設けない限り、全従業員が閲覧、発言できる環境です。
批判や叱責を受けた部下たちは自尊心を激しく傷つけられ、社内SNSに対して消極的な姿勢を示すように。運営グループは「公開の場での叱責を禁じる」と定めましたが、
なんととも後味の悪い空気が漂っていると嘆いています。
プライベートな話題ばかり
D社はコミュニケーションツールとして社内SNSを導入しました。
同社はテレワーク対応の企業ですが、コミュニケーション機会の喪失に悩んでおり、社内SNSに解決策を求めていました。従業員はITに強いスタッフが揃っているため、導入直後の滑り出しも快調でした。
ところが、導入から1カ月も経過すると、社内SNSがうまく機能していないことに気付きます。導入直後は皆業務に関係のある発言をしていましたが、気付くと特定のメンバーが自身のプライベートについて発言するだけの場と化していたのです。
D社は対応策として、業務用とオフトピックにチャンネルに分割。
さらにトピックに相応しくない発言に対しては、適切なトピックを選択するよう促すようにオペレーションも調整しました。
お陰で現在は各チャンネルで適切な話題が展開されるように。いずれのチャンネルも盛り上がり、総じて好意的な反応が得られています。
まとめ
弊社の日報アプリは「日報を楽しく」をテーマに作られた、高い浸透性を誇るツールです。
特にコミュニケーション性に強みを持ち、いいね!機能やスタンプ機能、サンクスカード機能に社内通貨機能など多数の表現機能を有しています。ユーザー同士の感情表現が豊富で
あるため、導入初期から投稿頻度の増加が期待できます。
また、日報革命は国内中小企業を中心に豊富な導入実績を持つツールです。
適切な運用例も豊富にあるため、用途や目的に応じて適切な運用ルールのヒントを得ることが可能です。
いまなら無料の体験試用も可能です。お気軽にお問合せ下さい。