サンクスカードとは?メリットから導入のコツまでご紹介
サンクスカードは組織やチームの関係を円滑にするために導入されるシステムです。
減点法が主流の日本社会ではポジティブな感情は伝わりにくく、誰もが失敗を恐れ、挑戦を躊躇います。サンクスカードは見落とされがちな「感謝の気持ち」をハッキリ形にすることで、チームの雰囲気を明るくしたり、モチベーションアップを促します。
ここでは、サンクスカードのメリットや導入のポイントを整理しました。
- 1 サンクスカードとは
- 2 サンクスカードのメリット
- 2-1 社内コミュニケーションが活性化する
- 2-2 モチベーション向上による様々な恩恵
- 2-3 離職防止にも役立つ
- 3 サンクスカードのデメリット
- 3-1 紙媒体はコストがかかる
- 3-2 浸透せず失敗する可能性
- 3-3 やらされ感・マンネリ感を持つ人も
- 4 サンクスカードを導入する際のコツ
- 4-1 テンプレートを用意する
- 4-2 表彰やイベントで評価する
- 4-3 贈った人も評価する
- 5 紙媒体より電子媒体
- 6 まとめ
サンクスカードとは
サンクスカードとは、感謝の気持ちを記し、従業員間で送り合うためのカードです。
対象となるのは日常業務における様々なフォローや支援です。年間売上NO1など滅多に起きないものではありませんから、日々、お互いが送り合う様子を想定して作られています。
サンクスカードはもともと紙媒体の文化なので、名刺サイズのものが多いです。
しかし、昨今はサンクスカードを電子化する流れが強く、弊社が提供する日報革命にもサンクスカード機能が取り入れられています。
サンクスカードのメリット
続いて、サンクスカードのメリットを解説します。
社内コミュニケーションが活性化する
他人から感謝されて悪い気分になる方はほとんどいません。
このため、サンクスカードは社内コミュニケーションを改善するツールとして、多くの組織で導入されている文化です。
サンクスカードは感謝の気持ちを言葉以上にハッキリと相手に伝えるため、誤解が生まれにくいというメリットも期待できます。
社内のチームワークや連携機能に問題があると感じたとき、検討の価値が生まれます。
モチベーション向上による様々な恩恵
サンクスカードには、感謝を嬉しいと感じる「サンクス効果」だけでなく、モチベーションアップに繋がる複数の効果を期待できます。
他者から注目される喜びである「スポットライト効果」
評価を通じて自発的に成長や改善を求める「フィードバック効果」
競争心からモチベーションを高める「ライバル効果」
などは、サンクスカードにより期待される働きです。会社としてカードを多く得た従業員を表彰したり、褒めたりすると、さらに大きな働きが期待できます。
離職防止にも役立つ
日本の本当の離職理由は大部分が人間関係だと言われています。
特に若い世代ほど給与よりも環境を重視する傾向にあるため、人間関係が悪化すると会社の将来に影響します。
これまで説明した通り、サンクスカードは感謝の気持ちを形にする、人間関係の潤滑油として機能します。
日常的に贈り合うことで、人間関係を円滑にし、離職を防ぐ働きも期待できます。
サンクスカードのデメリット
サンクスカードにもデメリットは存在するので、ご紹介します。
紙媒体はコストがかかる
サンクスカードは日常的に使うカードであるため使用量はかなり多いです。
名刺であれば部署によってはさほど使用しませんが、サンクスカードは組織内で贈り合うため、
外勤・内勤ともに消費していきます。
このため、昨今は印字料や発注費用のかかる紙媒体のカードから、電子媒体のカードに切り替えるケースが増えています。
電子媒体であれば費用がかからず、デメリットを解消できます。
浸透せず失敗する可能性
導入したは良いものの浸透せず自然消滅というパターンです。
なにか新しいことを試みるときは、必ず火つけ役のような存在やコンテンツが必要です。
例えば、人望のある従業員に役割を担ってくれるよう依頼したり、たくさんカードを受け取った人を表彰するなどしていけば、自然消滅のリスクを抑えられます。
やらされ感・マンネリ感を持つ人も
サンクスカードを強制しないように注意しましょう。
例えば「毎週1枚は誰かに贈るコト」など従業員が贈らざるを得ないルールを作ると、やらされ感・マンネリ感が蔓延し、逆効果になってしまいます。
世の中のルールは給付と義務の2つの概念から成り立ちますが、サンクスカードの本質は義務ではなく給付です。定着を狙うなら義務を課すより、表彰や評価などを強調した方が効果的です。
サンクスカードを導入する際のコツ
サンクスカードを導入するコツを紹介します。
テンプレートを用意する
サンクスカードはカードにコメントを添えて渡すのが一般的です。
しかし、日本人は基本的に感情を表に出しませんから、いざ必要となると言葉にするのが苦手という方は多いです。これは文章にも当てはまります。
そこで検討したいのがテンプレート対応です。
文章を書くのが苦手という方でもうまく気持ちを伝えられるよう、いくつかのパターンを用意すると良いでしょう。本来は自分の言葉で表現する方が良いのですが、メンバー全員が参加できるよう、検討する価値はあります。
表彰やイベントで評価する
サンクスカードをもらった人を評価しましょう。
表彰されることで、その人は自身が注目を浴びているとを知り、より周囲から評価されるよう意欲的に行動します。また表彰された人に負けないようにと、対抗心を燃やす人もいるでしょう。
こうした相乗効果は組織にとって良い影響を与えます。
贈った人も評価する
カードを贈った人を評価する姿勢も大切です。
他者から感謝される行動を取っている人は貴重ですが、それ以上に他者の協力を認め正当に評価できる存在は貴重です。
普段から他者に感謝の気持ちを表せる人は、コミュニケーション能力にも長けています。
こうした人を評価すると周囲の雰囲気も良くなります。
紙媒体より電子媒体
サンクスカードは電子媒体がオススメです。
従来は紙媒体が主流でしたが、コストがかかる上に、相手に渡す必要もあるため、最近ではあまり使われなくなっています。
対して、電子媒体は、何枚発行しようと一切コストはかかりません。
また、社内SNSを介して渡せば、時間や場所に縛られることなく、相手に気持ちを伝えられます。社内の他のメンバーも目にしますから、浸透効果やモチベーションアップ効果も電子媒体の方が高いです。
こうした事情から、最近はサンクスカード機能を搭載した社内SNSアプリが増えています。もちろん、弊社の日報革命もカード機能を搭載済。
どなたでもボタン1つでデザイン性の高いカードで感謝の気持ちを伝えられます。
まとめ
サンクスカードは相手に感謝の気持ちを形として伝達するツールです。
社内コミュニケーションの活性化やモチベーションアップ、離職防止など様々なメリットが期待できるため多くの企業が取り入れています。
特に最近は電子媒体のサンクスカードを導入する企業が増えています。
社内SNSと合わせて使用することで、相手の時間や場所を奪うことなく、感謝の気持ちを伝えることができるからです。紙媒体の課題であったコスト面の負担もありません。
弊社開発の「日報革命」は、サンクスカード機能を標準搭載した社内SNSツールです。
メンバーなら誰でもデザイン性の高いカードを贈り合うことができるので、社内コミュニケーションやモチベーションアップを目指す企業様にピッタリ!
コメント機能やスタンプ機能、いいね!機能など、多彩な感情表現機能と合わせることで、対面以上の高品質なコミュニケーション性を実現しています。(標準搭載・追加コストなし)
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