あなたの職場は大丈夫?職場のコミュニケーションが重要な理由

あなたの職場は大丈夫?職場のコミュニケーションが重要な理由

コミュニケーションスキル(コミュ力)は会社で働くうえで欠かせない才能のひとつです。

特に日本社会は「実力よりコミュ力 」と言われるほど、社内コミュニケーションスキル(社内コミュ力)が重視されます。出る杭は打たれる、高木は風に折らるといったコトワザも、成果だけでは渡り切れない日本社会の厳しさを表しています。

今回は、日本社会を生き抜くうえで根本的に求められる、社内コミュ力のメリットやポイントを解説したいと思います。

社内コミュニケーションの重要性

突然ですが、皆さんは外資系日本法人と日本企業のもっとも大きな違いをご存知ですか?

 

給与体系、実力主義、解雇の厳しさなど色々な違いが浮かびますが、最大の相違点のひとつは

「社内コミュニケーションの重要性」です。

外資系日本法人は社外コミュ力

誤解のないように説明しますと、外資系日本法人もコミュ力は重要です。

 

特に転職組は即戦力が基本になるので、例えば営業では過去築いた人脈がなければ入社半年を乗り切ることすら大変です。また、新規顧客相手に良好な関係を築くだけのコミュニケーションスキルも求められます。

 

ただし、外資系で必要とされるコミュ力は大部分が社外向けです。社内に関してはドライな雰囲気の企業が多く、日本企業ほど高いコミュ力は求められません。特にヨコの関係においては、協力よりも競争に重きが置かれます。

日本企業は社内コミュ力

日本企業は外資系と比べて社内コミュ力が重要です。

 

理由は競争にせよ協力にせよ、メンバー同士が密接に繋がり合い、連携や序列を第一とする企業が多いからです。離職率や転職率も低いため人材も流動しにくく、必然的に組織に順応し協調性の高い人材が評価されやすい傾向にあります。

 

言い換えると、日本企業を生き抜くためには、必ずしも高い実力に優れている必要はありません。

 

極端な話になりますが、社内コミュ力に優れていれば、

 

なぜか成功しやすい仕事が回ってくる

なぜか失敗したときにフォローがある

なぜかコミュ力ナシの人と風当たりが違う

 

など、さまざまな場面で恩恵が期待できます。

 

実力主義的な視点に立つと「ズルい」と思ってしまうかもしれません。

しかし、これは単純な成果主義に留まらない、企業文化ゆえの判断です。

 

つまるところ、日本企業にとって社内コミュニケーション能力の高さは、立派な重要な評価基準のひとつです。時には実力以上の評価を得ることも可能なため、最重要スキルと評しても良いでしょう。

職場のコミュニケーションのとり方

残念ながら、コミュニケーションスキルは性格部分に依存するため、遺伝によりある程度限定されてしまう能力です。

 

しかし、職場の人間関係は家族や恋人ほど深いものではありません。

また、引っ込み思案だった子が社会人デビューを果たすように、努力次第で十分改革は可能です。

 

ここからは、コミュニケーションに苦手意識を抱えている方に向け、職場で使えるコミュニケーションのポイントを紹介します。

 

 

しっかり相手の話を聞く

コミュニケーション能力の真髄は「相手の話を聞く」姿勢です。

 

なぜなら、話を聞くという姿勢は相手に「関心を持ってますよ」と伝える行為だからです。

誰しも他人から好意的な関心を受けるのは嬉しいもので、それが自身の好きなことや得意なことならつい気分が良くなり、会話も自然と弾みます。

 

職場においても「聞き役」という立場は重要です。

 

何か言いたいことがあるときも、まずは相手の話にしっかりと耳を傾けると良いでしょう。聞き役にまわり好意を示すことで、耳を傾けてもらえるようになるはずです。

「ホウ・レン・ソウ」だけでなく「カク・レン・ボウ」

ビジネスコミュニケーションの代名詞は「ホウ・レン・ソウ」(報告・連絡・相談)です。

 

しかし最近、「ホウ・レン・ソウ」と同時に「カク・レン・ボウ」(確認・連絡・報告)に求められるようになっています。

 

なぜ、「カク・レン・ボウ」が注目を集めるようになったのか。

 

端的に説明すると、「ホウ・レン・ソウ」にある「相談」は自主性に欠けると指摘されるようになったからです。「ホウ・レン・ソウ」は主観を交えず報告し、対応を相談するメソッドですが、最近は指示待ち的な思考はあまり評価されなくなりました。

 

これに対して、「カク・レン・ボウ」の「確認」は、報告前に自ら状況を確認し、報告するメソッドです。自身で考えてからコミュニケーションを取るため、最初はつたない判断だったとしても次第に上司の判断を吸収し、成長を期待できます。

 

もしご自身が、部下の指示待ち的な部分に満足できていないなら、「カク・レン・ボウ」を導入するいい機会かもしれません。

 

ランチコミュニケーション

ランチコミュニケーションは社内交流において最も挙がりやすい選択肢のひとつです。

 

誰しも社会人として働いていれば、上司や先輩・同僚とランチを共にした機会があるのではないかと思います。実際、人は楽しい時間を共有した相手ほど、好意を持ちやすいという研究結果も発表されています。

 

ただし、実際にランチが楽しいものになるかは、貴方次第な部分があります。

 

特にご自身が上の立場にいる場合、相手は実質的に断ることができません。心から楽しんでもらえなければ逆効果となるため、慎重にふるまう必要があるでしょう。

 

例えば、不公平感を抱かせないよう複数の部下を一緒に誘ったり、断りやすいように普段から関係性を築くなどが有効です。また、断った相手に対して冷たく振舞ったりしないよう、相手への配慮も求められます。

 

忘れてはならないことが、昼食は業務でなく休憩だということです。立場の違いも意識して、相手に配慮する姿勢こそ、真のコミュニケーション能力です。

コミュニケーションが取りやすい話題例

ビジネスはあくまで仕事上の関係です。

 

コミュニケーションを取るにしても、私的な関係とは異なる点を踏まえた話題選びが大切です。特に関係を壊してしまうような危険性を持つ話題やプライベートに踏み込みすぎた話題は避けた方が良いでしょう。代表例を解説したいと思います。

プロフィール系の話題(出身地・趣味など)

趣味や出身地など、プロフィールに記載されるような話題は、社内コミュニケーションとして好ましい話題です。

 

理由は誰でも入りやすく、共通点を見つけやすいからです。

 

出身地や趣味はお互いが一致しなくとも、何らかの知識を持っている事が多い話題です。

また、特に趣味や好物・愛読書などは話者が好ましいと思っているテーマが話題ですので、聞き役にまわるだけで自然と会話が弾みます。

尊敬する人や気になる先輩

尊敬する人物や先輩の話題は、相手を知るうえで有用なテーマです。

 

どんな人物のどんなところに魅力を感じるかによって、その人のビジョンを把握できます。

また、部下や同僚だけでなく、上司にも使えるなど汎用性が高く、使いやすいテーマです。

NGな話題

行き過ぎた恋愛話

恋愛話は盛り上がりやすい反面、注意が必要な話題です。

 

親しい間柄で楽しむ分には良いのですが、プライベート色が強いため抵抗を感じる方も多くいます。

また、異性の部下に対して持ちかけてしまうと、セクハラと誤解されトラブルに発展する可能性もあります。

 

基本的には避けた方が良いでしょう。

自慢話、武勇伝

自慢話や武勇伝は自己主張が強く「聞き役」と180度異なるあり方です。

 

ご自身の立場が上位であれば、相手に真向から否定される心配はないでしょう。

しかし、話題の性質上、自分ばかりが話者になりやすく、他人に興味を持たない、自己顕示欲の強い人間であると誤解されてしまいます。

 

ビジネスコミュニケーションにおいて、こうした誤解は決して好ましいものではありません。このようなコミュニケーションばかり取っていると、ご自身が窮地に立った時、良い意味での関心を向けてもらえる可能性は低いでしょう。

まとめ

ビジネスコミュニケーションの基本は聞き役にまわる姿勢です。

 

人間とは不思議なもので、関心を持ってくれた相手に対して、興味を持つようにできています。

実はトークに苦手意識を持っていても、聞き役にまわることで相手への関心を示していれば、自然と円滑な人間関係を築けます。

 

ビジネスシーンの話題としては、出身地や趣味など共通点を見つけやすいテーマを探ると良いでしょう。うまく共通点が見つかれば、一気に関係性を深めるチャンスです。

 

また、尊敬する上司・先輩といった話題は相手を知るうえで適しています。上司に問いかけても失礼にならず、汎用性の高さも魅力です。

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